瓦屋根は熱や水に強く耐久性がありますが、定期的なメンテナンスは絶対に必要です。
瓦屋根は、日本では一般的に古くから利用されています。熱や水に強く耐久性が非常に高いので、メンテナンスは約30年に1度の周期くらいですみ、色あせも少ないことから美しい外観を維持できます。
また、瓦同士が重なって出来るすき間が空気層となり、外の熱が伝わりにくい構造になっているので夏は涼しくなり、冬は熱が逃げにくくあたたかな家で快適に過ごすことができます。
ただ、瓦自体の重量が他の屋根材と比べて非常に重いので、家全体への負担が大きくなり、耐震性に影響を及ぼします。また費用も他の屋根材と比べて高くなります。メンテナンスが楽とはいえ、全くしなくてよい、というわけではありません。 定期的な点検は欠かさないようにしましょう。
漆喰は、瓦の隙間を埋める白い部分のことで、これが剥がれてくると、屋根の隙間から 浸水し、雨漏りなどが発生してしまいます。漆喰は10年ほどで塗り替えるのがベストですが、 このメンテナンスの際に瓦の状態もチェックしましょう。瓦に割れやズレが数枚程度見られる のであれば部分補修でも構いませんが、屋根全体に至っている場合は葺き替えのタイミングです。 また、瓦のゆがみ、雨漏りが見られた場合、屋根下地から劣化している可能性が高いため 葺き替えが必要です。